夢の終わりに・・・

4日目の朝も星空の下で紅茶を入れて、軽く朝食をしました。
あたりが白んでくる頃、ときおり雲が流れてきて、景色のない世界になりました。

再び、雲が流れて、水晶岳が姿を現したので、そろそろ出発の時。


祖母岳に登り、雲の平の夜明けを待ちました。


水晶岳の肩から朝陽が昇り、お花畑を照らします。


咲き終えたチングルマの果穂は朝露を身にまとい、花よりもきらめいて見えました。


朝陽を背に受けて、なだらかな木道を下り、やがて苔生した岩が続く道を急降下。
薬師沢で再び吊橋を渡り、太郎平へと登り返して行きました。
太郎平近くで、坂道を登り終えて振り返ると、両側の谷に囲まれた、こんもりとした緑の台地・・・雲の平が霞んで見えました。

タグ：雲の平 北アルプス

コメント 4

朝露にぬれた花は、ビーズのネックレスみたできれいですね。
北アルプス 行ってはみたいですが、なまけものの自分は途中でギブアップしそう・・・。　写真で楽しませてもらいます。
by no-tenki (2008-08-19 05:24) 

ありがとうございます。
チングルマは不思議な花で、花弁が散った後、果実の綿毛が伸びてきます。いつもはこれを見ると、もうお花終わっちゃった・・・残念・・・と思うのですが、朝露が着くと、ガラス細工みたいな感じに見えるのでした。
乗鞍岳や立山なら、北アルプスでも比較的楽に行けたりします。一度行ったら、また行きたくなるような魔力を持った所だと思います。
by orange-beco (2008-08-19 21:34) 

チングルマ　って本当に不思議ですね。
初めて拝見しました。
ええっ！本物！生きてるの？！
と文字にあらわすの難しいです。
同じ日本ですよね・・・知らない事が沢山あります。
by まるまる (2008-08-20 18:14) 

ハイ！生きています。
綿毛は短いうちは上の方に伸びてきて、伸びるとくるんと巻いてきます。
もっと伸びると、ふんわりカールして放射状に広がって、風車が回ってるみたいな感じになります。
来年も、そのまた次の年も・・・白いお花を咲かせるでしょう。
ちなみに、チングルマは草ではなく、木だそうです。
尾瀬あたりでは、ミズバショウの花が終わった６月中旬頃に花を咲かせます。
by orange-beco (2008-08-20 23:24)